通常、住宅会社には設計担当者は、どこの会社にも1名~3名くらいいるのが普通です。
大手ハウスメーカーになれば、だいたい何十、何百人といるでしょう。
弊社の場合、店長がすべての設計やデザインをおこなっています。
今まで、何百何千とやって来たプランがありますので、その中から良いものだけを厳選し改良を加え、お客様に提案しています。
また、間取りや使い勝手に関しての情報等は、主婦である女性スタッフに意見を聞いて商品に反映させています。
住宅の商品開発には、普段から家事をしている主婦の意見を聞く事が一番です。
そのため、他社と比較した場合、設計担当者の削減が実現できています。
2.積算担当者の削減
一般的な住宅会社の場合は、フリープランと言って様々なプランを設計します。
そのため、お客様に提出するごとに、どのくらいの原価がかかり費用がかかるか積算する必要があります。
その金額に会社の利益を乗せて、お客様に見積もりを提出する、という流れです。
実際、1人の営業マンが20人~40人くらいのお客様に提案をして、契約をとれるのが平均1人ほどです。
当然、すべてのお客様にプランを提出するわけですが、20~40人分の設計担当者の費用、積算担当者の費用、
担当営業マンの費用、これらすべてが契約する1人のお客様に経費として集中するわけです。
その他にも事務スタッフ、コーディネーター、大きい会社になれば幹部や社長の人件費などもかかってきます。
当然、建物を高く売らなければ会社は存続できません。
どこの会社の営業マンでも年間に6~7棟契約が取れれば良い方です。
弊社の場合は、毎回の積算をおこないません。
今までに何百何千と建物を建てたデーターがあるため、建物ごとに毎回積算するようなことはしません。
いざとなれば、店長やコーディネータースタッフがおこないます。
ですから弊社には、積算担当者はおりません。
3.コーディネーターを多能工に
弊社には女性スタッフがおりますが、業務内容が多岐にわたります。
CADオペレーター、インテリアコーディネート、業者との交渉、商品の発注、お客様との打ち合わせ、
現場案内、積算、仕様書の作成、見積作成、請求書作成、事務全般、そしてそれらのコーディネート、
これらの業務を全てをこなします。
その他、営業のサポート、現場監督のサポートなどもおこないます。
他の会社では、これらの業務を担当者ごとに分けてすすめています。
弊社では担当をわけず、1人1人がさまざまな業務を行う事により人件費をカットすることができます。
そのため、私たちには、多能工なコーディネーターがいるのみで経営できております。
4.営業マンは雇わない
営業は、すべて店長1人でおこなっています。
その他、外部の不動産屋の方や、お客様から紹介などを受けているので、その方たちが弊社の営業マンでしょうか?
ふんぞり返って只、管理しているだけではありません。
社員の誰より働いている自負もあります。
店長自身が多くの仕事をやっているため、お客様のもとに訪問するようなことはできません。
土曜日、日曜日にお客様が集中するのでお客様自ら、ご来店いただいて接客させていただいてます。
通常は、モデルハウスの案内なども営業マンの仕事ですが、弊社の場合は女性スタッフに案内をしてもらいます。
そのため、弊社は、店長と多能工なコーディネーターとの連携プレイで営業マンは雇わない方針です。
5.現場監督=スーパーバイザー
弊社の現場監督「スーパーバイザー」は一人しかいません。
スーパーバイザー(現場監督とは)
業者さんの段取りから発注、価格交渉、現場打ち合せ、大工さん打ち合わせ、地鎮祭、建物引渡し、
引渡し後のアフターメンテまでちょっとしたことなら現場監督が手直しなどもやってしまいます。
社長自身も元々は、現場の職人だったため(リフォームが主)、常に手直しなど出来るよう道具を持ち歩いています。
その他にも業者さんとの交渉、工程の管理、請求書のチェック、 営業のサポート、ちょっとしたリフォームや
アフターの見積もりなども、現場監督が積算して見積もりの原案を作り、お客様に提出することもあります。
それが、弊社のスーパーバイザーです。
まとめ
弊社が行う人員削減と作業効率UPのための5つの戦略とは、
以上、5つの戦略から、合理的な人員削減と作業効率UPが実現できています。
弊社は1人の担当者が、様々な業務をこなすことができるので、徹底的な合理化を可能にしています。
そのため、不要な人件費がかからないので、経費を少なく済ませることができ、固定費が少なくすんでいます。
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